「お城巡り~第10弾~」

    熊本県で直下型地震が発生し、住宅の倒壊の被害が多く出てお
   ります。新潟県でも10年以上前に新潟県中越地震が発生し、同
   様の被害がありました。余震が続いており、まだまだ安心はでき
ませんが、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
    コンサルタントの小山です。

    今回は推定相続人の廃除に関しまして、大まかにご説明したい
   と思います。
    推定相続人の廃除は民法第892条で、「遺留分を有する推定
   相続人が、被相続人に対して虐待をし、若しくはこれに重大な侮
   辱を加えたとき、又は推定相続人にその他の著しい非行があった
   ときは、被相続人はその推定相続人の廃除を家庭裁判所に請求す
   ることができる」と定められています。
    つまり、被相続人が相続させたくないと感じるような非行等が
   推定相続人にあった場合、家庭裁判所の審判又は調停によって、
   推定相続人の相続権を奪うものです。この非行等には一時的な激
   情によるものは含まれず、被相続人に財産的・精神的損害が及ぶ
   行為に限られます。
    ちなみに、「遺留分を有する推定相続人」とは、被相続人の配
   偶者(夫または妻)、直系卑属(子、孫等)、直系尊属(父母、
   祖父母等)で、兄弟姉妹は含まれません。
    また、推定相続人の廃除、廃除の取り消しは、遺言で意思表示
   をすることも可能です。ただし、家庭裁判所の審判又は調停が必
   要で、審判等が確定するまでは、遺産処分の禁止等の必要な処分
   が家庭裁判所から出されます。

    話は変わりましてお城巡り第10弾として「春日山城」(新潟
   県上越市)をご紹介します。
    春日山城は、越後守護であった長尾為景(ながお ためかげ)
   が戦時のために整備した山城で、自然の起伏を活かした空堀(か
   らぼり:水のない堀)や土塁(どるい:土を盛ってつくられた高
   さ数メートルのもの)、曲輪(くるわ:山の斜面を削ってつくら
   れた平らな場所)が随所にあります。また、山全体を整備し、戦
   時の拠点と居住空間もあわせた城になっているのが特徴です。
    戦国武将として人気の高い上杉謙信(うえすぎ けんしん:長
   尾為景の末子で、上杉憲政から関東管領職と上杉性を鎌倉の鶴岡
   八幡宮で引き継いだ)の居城としても知られており、戦国時代で
   は難攻不落の最強の城とされていました。
    春日山城は江戸時代に入ると間もなく廃城となり、現在、建物
   の遺構はありません。天守閣が造られるようになった時代以前の
   お城で、石垣等はありませんが、往時の姿を思い浮かべながら城
   域全体歩きますと、違った楽しみ方があります。

    誠に勝手ながら、お城巡りの連続のご紹介は今回で終わりとさ
   せて頂きます。今後は不定期にご紹介したいと思いますので、次
   回をお楽しみに。


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160421ブログ(春日山城)