「お城巡り~第3弾~」

    紅葉が終わりに近づき、朝晩の冷え込みもかなり厳しくなっ
   てきました。暖かい飲み物、食べ物が恋しい季節となりました。
   コンサルタントの小山です。

    今回は戸籍について、大まかな説明をしたいと思います。
    まず、戸籍法によると「戸籍は、市町村の区域内に本籍を定
   める一の夫婦及びこれと氏を同じくする子ごとに、これを編成
   する。」と定められています。また、記載内容は、①本籍、②
   氏名、③出生の年月日、④戸籍に入った原因及び年月日、⑤実
   父母の氏名及び実父母との続柄、⑥養子であるときは、養親の
   氏名及び養親との続柄、⑦夫婦については夫又は妻である旨、
   ⑧他の戸籍から入った者については、その戸籍の表示などがあ
   ります。

    戸籍の編製単位は、第2次世界大戦前後で大きく変わってい
   ます。戦前は戸主(今でいう世帯主のようなもの)と家族を構
   成員として、孫や戸主の兄弟姉妹なども同一戸籍に記載されて
   いましたが、戦後に上記のような夫婦と子の単位に変わりまし
   た。また戸籍は、現在のようにコンピュータ化されるまでは、
   手書きの縦書きでしたが、今は横書きに変わっています。
   
    戸籍については、まだいろいろなことがありますが、次回に
   別なお話をさせていただきたいと思います。今回の最後に謄本
   (とうほん)と抄本(しょうほん)の違いについて説明したい
   と思います。謄本は戸籍に記載されている全員分の証明で、抄
   本は戸籍に記載されている一人のみの証明になります。相続の
   手続きに必要なのは、戸籍謄本になります。記載内容や取得方
   法について不明な点がございましたら、弊所までぜひご相談く
   ださい。

    話は変わりまして。お城巡り第3弾として、「新発田城」
   (新潟県新発田市)をご紹介します。新発田城は平成16年に
   三階櫓(天守の代わりにもなっていた)が再建され、全国でも
   珍しい3匹の鯱を配した丁字型の屋根になっています。新発田
   城本丸跡地は、ほとんどが自衛隊新発田駐屯地の敷地になるた
   め、防衛上の観点から三階櫓の中には入れません。堀をはさん
   だ対面側からしか見ることができません(写真をご参考)。

    しかし石垣は、「切込はぎ布積み」と呼ばれるほぼ均等に切
   り出された石がきれいに積まれたもので、非常に素晴らしいも
   のです。新潟県内でこれだけ見事な石垣はあまりありません。

    本丸表門と2つの隅櫓は、無料で中に入ることができます
   (写真をご参考)。本丸表門と写真奥の隅櫓は江戸時代からの
   もので、国の重要文化財に指定されています。天守好きの方に
   は物足りないかもしれませんが、石垣と隅櫓が非常に素晴らし
   い新発田城です。

    秋ももうすぐ終わり、冬が近づいています。晴天の日には、
   ちょっと足をのばして出かけてみてはいかがでしょうか。

いばら司法書士・行政書士事務所
行政書士・社会保険労務士 有資格者
コンサルタント 小山信人

【修正】151110ブログ①新発田城 三階櫓【修正】151109ブログ②新発田城 本丸表門他